- 自分で駐車場経営をしてみたい!
- 初期費用にいくらかかるのか不安…。
- ランニングコストを詳しく知りたい!
この記事は、「駐車場経営に挑戦しよう!」そう考えている、あなたに向けて書いています。
駐車場経営は、ローリスクで始めることができる、初心者でも挑戦しやすいにが魅力のビジネスです。
とはいえ、具体的な初期費用がいくら必要かわからないと、始めることもできないですよね。
- 駐車場の規模
- 運営方法
によって初期費用に違いがあります。
運営方法によっては、初期費用が不要な場合もあります。
例えば、「一括借上」という、方法があります。
一括借上とは、管理会社へ土地自体を貸し出して、運営会社が駐車場の運営をすべておこなう方法です。
この場合、整地・設備等、すべて管理会社が負担するので、土地のオーナーさんの負担は0です。
また、月々の電気代やメンテナンス費用などの固定費も管理会社の負担になります。
土地のオーナーさんには賃料という形で、管理会社から一定の収入が入ってくる仕組みです。
このように運営方法によって、違いがあるので、この記事で学んでいきましょう。
僕自身、サラリーマンをしながら、月極駐車場の経営をしています。
超初心者からはじめて、現在、9台分の駐車スペースがあり、満車の契約で運営しています。
この記事では、
- 月極駐車場の初期費用
- コインパーキングの初期費用
- ランニングコスト
について解説します。
この記事を読むことで、自分の経営する駐車場の具体的なイメージ
が把握できます。
それでは、いきましょう!
運営方法
運営方法は、以下の3つです。
- 個人経営
- 管理委託
- 一括借上
個人経営
すべての運営を自分でおこなう方法
メリット | 売上がすべて自分の収入になる。 |
デメリット | 集客・契約・管理すべて自分で行うため手間がかかる。 |
管理委託
駐車場管理を管理会社へ委託する方法
メリット | 管理の手間がかからない。 |
デメリット | 管理コスト分、利益が下がる。 |
一括借上
すべての運営を管理会社がおこなう方法
メリット | 管理会社が運営するため、何もする必要がない。 |
デメリット | 繁盛しても、収入は一定。 |
「個人経営」「管理委託」の場合、初期費用は自己負担ですが、「一括借上」の場合、管理会社が負担するので、初期費用がかかりません。
月極駐車場の初期費用
ここでは、月極駐車場にするための費用の目安を紹介します。
- 整地費用
- 設備費用
おもに、この2点は、月極駐車場にするために、最低限必要な費用です。
整地費用
- 砂利敷き
- コンクリート舗装
- アスファルト舗装
種類別に紹介します。
【1㎡あたり 3,000円〜】
1台分スペース 12,000円〜
残土処理費、人件費なども含まれています。
自分で砂利を購入して、敷くこともできますが、転圧する必要があるので、業者さんに依頼した方が間違いないです。
ラインを引くことができないので、ロープで区画分けすることになります。
メリット
費用を安く抑えることができる。
デメリット
砂利の跳ね返りはね返りで、車両にキズが入る可能性がある。
オススメ度
△
【1㎡あたり 10,000円〜】
1台分スペース 200,000円〜
単価でいうと、3種類の中で1番高価です。
草が生えてこないので、手入れが非常にラクです。
メリット
強度があり、手入れが、ほとんど不要。
デメリット
単価が高いので、費用の負担が大きくなる。
オススメ度
◯
【1㎡あたり 5,000円〜】
1台分スペース 40,000円〜
一般的な駐車場はアスファルト舗装が多いです。
耐久性もあり、費用的にもアスファルト舗装がオススメです。
メリット
駐車場の見た目が良くなる。
デメリット
熱で柔らかくなる性質があり、コンクリートにくらべると耐久性は衰える。
オススメ度
◎
業者によって、見積もり金額に差があるので、必ず相見積もりをしましょう。
コンクリート舗装、アスファルト舗装の場合、「小規模宅地の特例の適用」の対象で、土地に対する「相続税評価額」を下げることができ、相続対策にもなります。
小規模宅地等の特例については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>【月極駐車場経営】小規模宅地等の特例で50%減額する相続対策と注意点
歩道の切り下げが必要な場合
市町村など、各自治体に申請が必要です。
申請に必要な書類や、工事着手時、着手後に必要な書類など、たくさん書類を提出する必要があるので、工事業者さんに依頼しましょう。
これら、工事にかかる費用は、自己負担になります。
【切り下げ費用】
30万円〜
※工事する範囲によって異なります。
コインパーキングの初期費用
整地費用のほかに、精算機、看板、街灯などの設備費用が必要です。
整地費用+100万円〜
- 精算機 約50万円
- 看板・街灯 約10万円
- 設置費用 約10万円
- 歩道切り下げ工事 約30万円(※必要な場合)
始めにも言いましたが、「一括借上」の場合、この費用は、管理会社が負担します。
ランニングコスト
固定資産税は、その土地の「課税評価額」によって違います。
評価額とは、その土地の価値の評価額と思って大丈夫です。
課税評価額は、固定資産課税台帳に登録されています。
駐車場は「住宅用地に対する課税標準の特例」という、減税措置が適用されないので、住宅用地よりも、固定資産税が高くなります。
住宅用地の場合、以下が課税標準額になります。
- 200㎡以内 価格×1/6
- 200㎡以上 価格×1/3
この「1/6」や「1/3」が駐車場には適用されないので、満額を納税することなります。
- 課税標準額×1.4%=固定資産税
- 課税標準額×0.3%=都市計画税
例えば、駐車場10台スペースあった場合、300Wのサーチライトが必要とされています。
水銀燈のサーチライトは、駐車場経営で最も電気代がかかると言われています。
10時間を毎日使用した場合、サーチライトだけで毎月5500円程度かかります。
※電力会社によって、料金の違いはあります。
まとめ
駐車場経営をすると更地扱いになり、税金上の特例措置を受けることが難しいですが、それ以上の収入を得ることも可能です。
運営方法は以下の3つです。
個人経営
すべての運営を自分でおこなう方法
管理委託
駐車場の管理を、管理会社へ委託する方法
一括借上
すべての運営を管理会社がおこなう方法
一括借上の場合、初期費用は管理会社が負担します。
【整地】
舗装はアスファルトがおすすめです。
なぜなら、見た目もよくなり「小規模宅地等の特例」の対象で、もしもの時の、相続対策になるからです。
コインパーキングの場合、月極駐車場の初期費用+100万円以上が目安です。
- 精算機 約50万円
- 看板・街灯 約10万円
- 設置費用 約10万円
- 歩道切り下げ工事 約30万円(必要だった場合)
【ランニングコスト】
- 固定資産税
課税標準額×1.4%
- 都市計画税
課税標準額×0.3%
- 電気代
LED製品にすることで、長寿命、節電になります。
駐車場経営は、小資本で始めることができるので、サラリーマンの副業として、最適だと思います。
小さな収入でも、将来、大きな差が出ますので、挑戦してみましょう!
以上、ありがとうございました!
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